【Rewrite+】小鳥√

Rewrite+の記事は書かなくていいかなーって思ったんだけど、色々思ったことがあったので書いた。

3年ぶりにやった小鳥√は味が違った。

 

 最初に

僕はVita版のRewriteをやってました。プレイしたのは2014年の9月辺りですかね。要するに3年前。3年も経てば心も変わる。エロゲで鍛えられた感性により、色んなシーンに対する捉え方も変わった。あと、初見じゃないっていうのも重要。

特に、Rewriteでは伏線がアホみたいに転がっており、初見じゃわからんようなシーンでも「あー、これってそういう意味だったんだなー」って思えるところが非常に多い。

 

ちびもすと小鳥の両親

初見じゃなんとも思ってなかった。「あー、こいつら死んでるなー」程度の感想しかなかった。

 

ちびもすは死んだペロ

けど、今では違った。ちびもすに至っては感情移入してしまったのか、小鳥の対応にはショックを受けた。「もう、助からんよそいつ」みたいなことを言われた時は泣いた。小鳥はちびもすのことを「生き物」じゃなくて「モノ」として扱うような言い方だった。

現に僕でもちびもすが魔物であることぐらいは認識している。死んだペロを利用して作り上げたわけだし。けど魔物だって「生きてるんだ」って僕は思うんですよ。世の中には黒わんこや葉竜や地竜みたいなどうしようもない化け物だっている。それでも、ちびもすとは心が通じ合うような場面があったんじゃないかって僕は思いました。

 

小鳥の両親は魔物

両親(名前忘れた)が死ぬ前だってそうだった。ちびもすが死ぬシーンですら「魔物は生前の記憶なんてない」はずなのに、犬みたいにワンワン吠えた。この両親に関しては反射で会話を始める始末。んな、死ぬギリギリのタイミングで生前の話はよせよ・・・。残酷すぎる。

何がどう残酷かって、「魔物に感情移入しちゃダメ」って言ってる小鳥本人が実は感情移入してんじゃねえのかなって思えるところ。したらアカンって言えるのはしたやつが言えることであって、本気で両親やちびもすのことを完全に道具としてみなすことはできなかったんだと思う。てか、できてない。

アレらはどうみても生きてるようにしか見えない。けど、本物の人間の温かみなんてどこにもない。いくら姿かたちは両親でも、何かが足りない。力もあるし、自分のいうことはなんだって聞いてくれる。でも、それは本当の両親と言えるのか?言えない。どんだけ忠実に再現しようとも心だけは再現できないんだ。そんな両親が最期の最期で人間っぽさを出していた。これを吉と見るのか凶と見るのかは人次第かもしれない。

僕にとってそれは残酷なものに見えました。小鳥は自分に無理言い聞かせるために「アレは魔物だ」「生きてないから死んでる」「道具だ」なんだ言ってた。あんな理不尽な現実を現役女子校生に突きつける残酷さ。奇跡は必ずしも幸運をもたらすとはいえない。時にそれは人を絶望のどん底に叩き落とす刃にもなると。

 

今宮

ちょっと気になったので書く。

時系列的に10年ぶりぐらいの再会なんだろうけど、どうやら今宮は瑚太郎がガイアに所属してると思ってるらしくて?

魔物であるちびもすと一緒にいるからそう思ってるのかもしれない。

ただ、今宮が瑚太郎のことを評価してたとは思わなかった。落ちこぼれグループのドベだったんですけどね。

結局、小鳥√の瑚太郎はRewrite能力をそこまで酷使してないように感じた。かすかな記憶として残ってるのは時計の針が8時で止まってること。篝が死んで小鳥がやばいことになってから針が逆走してそのまま消えたという。

 

篝の死

あっけなく死ぬスタイル。

篝が死んで大惨事になったのは今でもよくわかってない。言えることとしては

・篝が死ぬのを星が察知したら何かが起こる(密室でぶっ殺したらセーフ)

・篝が死ぬとパワースポットが使えない?

・パワースポットが使えなくなると、ドルイドに影響を及ぼす

大体この3点かなー。

小鳥が能力を失って(パワースポットが使えない)、篝のリボンを腕に嵌められてる瑚太郎は小鳥から体力を自動的に吸い取っちゃってる感じ。

現にこの√での話を見る限りでは、瑚太郎の右腕は魔物同然の扱いなんだし、そうさせたのは小鳥なんだからその小鳥がやばいことになるのは妥当なのかなーって。

 

結局は瑚太郎も小鳥も一般人

なんか能力があっても立場上は一般人。ただ、ドルイドとかいう意味わからん仕事を押し付けられただけの存在とも言える。

小鳥は何度も投げだしたかったはず。契約切っちゃったらちびもすも両親も失うんだろうなーって思うとずっとアレを抱えるしかなかったんだなって。

√中、何度も「お前はよく頑張った」って思った。普通の女の子があそこまでできるってそうそうありえない話よ。

 

瑚太郎に関しては地竜や緑竜には勝ってないし、どこぞの組織の人みたいな戦闘能力だってない。ちびもすがいなければ今宮にやられてたし、モブ戦闘員ですら小鳥の魔物の力を借りてやっと何とか振り切ったって感じ。

そういう意味では瑚太郎はそこいらの一般人とはほぼ変わらないレベル。そう、何もかも。強いと思ってたのは自分だけであって、その力ですら及ばない勢力があった。井の中の蛙大海を知らずってやつですかね。それでも、吉野から見たら十分やばい戦闘力。

 

最後に

一度は見たはずの内容でも、久々にやると面白いなーって感じ。

Rewrite+になって色々文章変わってるのかもしれないのだが、普通に面白い。

次はちはや√の予定。攻略順は決めてないので小鳥→ちはや→朱音→静流→ルチアの順でいいかなーって思ってたり。迷ったら片っ端から攻略するのが僕のやり方になりそうな気がする。